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ホンダ、インドで販売店3割増

ホンダはインドで営業する系列販売店の数を28%増やす計画を明らかにした。店舗での宣伝効果を高めることで伸び悩む現地での売り上げを改善し、来年予定されている低価格車の投入に弾みをつけたい考えだ。

 ホンダのインド部門ホンダ・シエルでマーケティング担当責任者を務めるジュナネスワル・セン氏は2日までにインタビューに答え、2012年3月までに同国内の販売店数を現在の71都市117店舗から90都市150店舗に拡大すると説明した。購買者との距離を縮め、製品の魅力をより強くアピールすることが狙い。今後はほぼ1カ月に1店舗のペースで増やしていくという。

 10年4~7月、インド全体の新車販売台数が35%の伸びを記録する一方で、ホンダ車の売り上げは4%落ち込んだ。印自動車工業会(SIAM)の調べでは、購入された車両の79%は全長4メートル未満の小型車で占められており、価格も50万ルピー(約90万円)を下回るものがほとんどだという。

 こうした傾向をふまえ、セン氏はホンダでも11年後半に50万ルピー未満のモデルを販売する予定があることを明らかにした。新型車の競合モデルとして同氏は、マルチ・スズキ・インディアの「スイフト」、日産自動車の「マイクラ(日本名マーチ)」、独フォルクスワーゲン(VW)の「ポロ」、韓国現代自動車の「i20」を挙げた。

SIAMによれば、10年3月期の自動車販売台数は前年比で25%増加したという。しかし今年度は、新たな排ガス規制の導入に伴う製品の値上げや自動車ローン金利の上昇が売り上げに影響を及ぼすとみられている。SIAMは7月、今年度の販売台数について前年比12%程度の増加にとどまるとの予測を発表した。

 ホンダの新型車は、ニューデリーから70キロほどの距離に位置するグレーター・ノイダの工場で生産が開始される見通しだが、需要の大きさ次第では西部ラジャスタン州にある別の工場での生産も検討する。年間10万台の生産能力を持つ前者の工場では現在、年6万1000台の車両が製造されている。

 セン氏によるとホンダ・シエルは、輸入コスト削減に向け、販売店だけでなく提携する現地サプライヤーの数も、11年半ばまでに現在の105社から124社に増やす予定だ。

 

 

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